皆さんは普段から猫ちゃんの様子を観察して体調のチェックはできていますか?
猫ちゃんは非常に我慢強い動物で、痛い辛いという状態を本能的に隠そうとします。
痛い所なんて教えてあげない!
病院嫌い!
そんなこと言わないで、具合悪かったらすぐ言わないと
大変な事になっちゃうよ!
天敵に弱っているのを見つけられたら襲われてしまうかもしれないという野生の時の名残りと言えますね。
体調が悪いことを隠してしまう愛猫のために飼主はしっかりと異変に気づく必要があります。
いかに早く不調の際に気づくかが猫の命を左右することも。
私たち人間がすぐに気づくほど症状が出ている時は猫ちゃんとしてはだいぶ辛いということを念頭に置くといいかもしれません。
今回ご紹介する猫ちゃんの不調のサイン5選は日々の観察が必須になります。
日頃から猫ちゃんの観察する時のポイントもまとめてお伝えしますので是非最後までご覧ください。
それでは猫ちゃんの不調のサイン5つを紹介していきます。
食欲の低下
まず1つ目は食欲の低下。
猫ちゃんも人間と同じように不調時は食欲が低下します。
食べる量が減った、いつも食べていたご飯を食べないという状態が2〜3日続く場合は食欲不振と言えます。
全く食べない状態、もしくはほとんど食べていない状態で元気がいつもよりない様子が1日続いているようであれば動物病院へ連れて行ってあげましょう。
排泄物の状態がいつもと違う
2つ目は排泄物の状態がいつもと違う。
食欲と同じく排泄物の状態も猫ちゃんの健康のバロメーターになることが多いので日々チェックすることが重要になります。
目安としては排尿が1日1回から3回、排便は0回から1回程度です。
回数には個体差がありますので、普段と比べて排泄の量や猫ちゃんの様子が変化していないかを確認することが大事です。
排尿量が普段よりも極端に少ない、回数が増える、排泄時に痛がったりする場合は泌尿器系の病気の可能性が高いです。
また尿の色がいつもと違って赤や褐色が混ざっている場合は血尿の可能性もあります。
便は硬すぎず柔らかすぎない状態がベストです。
便秘や下痢の状態が続いている場合も獣医師に相談しましょう。
寝る時間が多い
3つ目は寝る時間が増えた。
猫ちゃんの睡眠時間は1日にトータルで12から16時間ととっても長いのですが、ずっと熟睡しているわけではなく浅い眠りを細切れに取っています。
とってもよく寝る猫ちゃんですが、睡眠時間が増えたり普段より動かなくなりじっとしていることが多くなったり、なおかつ食欲の低下など他にも変化が見られる場合は不調のサインかもしれないです。
足や関節などが痛くなって動けなくなっている場合もあります。
嘔吐
4つ目は嘔吐をする。
猫ちゃんは頻繁にグルーミングをして大量の毛を飲み込んでしまいます。
それが胃の中で毛玉となって吐き出すことがありますが、これは病気ではありません。
またドライフードなどを勢いよく食べた直後に吐くこともあります。
しかし1日に何度も吐く、何も出てこないが吐こうとしている場合は注意が必要です。
よくおもちゃで遊ぶような猫であれば、おもちゃを誤って飲み込んでしまい腸などに詰まり嘔吐を繰り返す場合もあります。
何度も吐こうとする場合は早めに動物病院へ連れて行ってあげましょう。
また3日以上続けて吐いている場合も猫ちゃんの不調サインです。
口を頻繁に舐めたり、くちゃくちゃして気持ち悪そうにしていないかもよくチェックです。
体重の減少
5つ目は体重の減少。
最後の不調サインは体重が減って痩せていくことです。
原因は様々ですが、元気なのに急激に痩せた、いつも通りご飯を食べているのに痩せてきている状態の時は腎臓病や糖尿病などの病気が隠れている場合もあるので要注意です。
定期的に体重を測ってあげたり、普段から見た目を把握しておくことが重要です。
日頃から猫ちゃんの様子を観察する時のポイントを4つ
体調の変化に気付くには、日頃から猫ちゃんの様子を観察することがとても重要になってきます。
ポイントは4つ。それぞれ見ていきましょう!
ご飯を軽量して与えて毎日同じ量を食べているか
猫ちゃんの健康状態を把握するには、日頃からの観察が大切ですね。その中でも特に重要なのが、ご飯の量と食べ具合をチェックすることです。
私も以前、猫ちゃんの健康管理に悩んでいた時期がありました。
ある日、突然食欲が落ちて元気がなくなってしまったのです。原因がわからず、とても心配になりました。
そこで獣医さんに相談したところ、「日頃からの観察が大切」と教えていただいたのです。
具体的には、ご飯を一定量計って与え、毎日同じ量を食べているかをチェックすることが重要だそうです。
もし、いつもと違う量しか食べていないようであれば、何か体調の変化があるサインかもしれません。
また、ご飯の様子も観察しましょう。猫ちゃんが食べ残しをしていないか、食べ方に変化はないかなど、細かいところにも気をつけることが大切です。
さらに、水の量や排せつの状況、毛並みの変化なども注意深く見守る必要があります。これらの変化は、病気の初期症状を示している可能性があるからです。
私も、この経験を踏まえて、今では猫ちゃんの様子をこまめに観察するようにしています。ご飯の量や食べ方、水の量、排せつの状況など、細かいところにも気をつけるようにしています。
そうすることで、少しでも変化があれば早期発見できるかもしれません。猫ちゃんの健康を守るためには、日頃からの観察が何よりも重要だと感じています。
猫ちゃんのトイレを観察し、排泄物をしっかり目視する
猫ちゃんの健康管理において、トイレの様子を観察することは非常に重要ですね。排せつの状態は、猫ちゃんの健康状態を知る大切な指標となるからです。
私も以前、猫ちゃんのトイレ観察に力を入れるようになってから、いくつかの発見がありました。
いつもと違う場所でおしっこをしていたり、排せつの量や色が変わっていたりするなど、小さな変化にも気づくことができるようになったのです。
そこで、猫ちゃんのトイレ観察のポイントをご紹介したいと思います。
まず大切なのは、トイレの掃除をする際に、排せつの様子をしっかりと目視することです。猫ちゃんの排せつの量や色、臭いなどを確認し、いつもと変わりがないかチェックしましょう。
尿の量が少なかったり、濃い色をしていたりするようであれば、脱水症状や腎臓の問題が考えられます。一方、下痢気味の便の場合は、消化器系の異常が疑われます。
また、トイレの場所や使い方にも注意を払いましょう。
猫ちゃんが普段と違う場所でおしっこをしていたり、トイレの外に排せつしていたりするようであれば、ストレスや尿路感染症などの可能性があります。
さらに、排せつの際の様子も観察すると良いでしょう。
痛そうにしていたり、頻繁に行きたがったりするようであれば、膀胱炎や尿路結石などが考えられます。
このように、トイレの掃除時に排せつの様子を丁寧に観察することで、猫ちゃんの健康状態を早期に把握できるのです。
私も、この経験を踏まえて、今では猫ちゃんのトイレ掃除時に、排せつの様子を細かく観察するようにしています。
少しでも変化があれば、すぐに獣医さんに相談できるよう心がけています。
愛猫の行動観察。寝る時間や遊ぶ時間を把握する
猫ちゃんの健康管理において、その日々の生活リズムを把握することは非常に重要ですね。
猫ちゃんは1日の大半を睡眠に費やしますが、その睡眠時間や活動時間は、年齢や体調によって大きく変化するからです。
私も以前、猫ちゃんの生活リズムに注目するようになってから、いくつかの発見がありました。
子猫のときは1日の大半を寝ていたのに、成猫になると遊び時間が増えたり、シニア期になると再び睡眠時間が長くなったりするなど、成長に伴う変化に気づくことができたのです。
そこで、猫ちゃんの生活リズムの観察ポイントをご紹介したいと思います。
まず大切なのは、猫ちゃんの1日の過ごし方を細かく記録することです。
いつ起きて、どのくらいの時間を寝ているのか、遊びや毛づくろいなどの活動時間はどのくらいなのか、といった具合に、できるだけ詳細に把握しましょう。
子猫の場合は1日の大半を寝ていることが多く、18時間以上も眠っていることがあります。
一方、成猫になると12~16時間ほどの睡眠時間となり、遊びや活動時間が増えていきます。
さらにシニア期になると、再び睡眠時間が長くなる傾向にあります。
また、猫ちゃんの活動時間も注目すると良いでしょう。猫は夜行性ではなく、薄明薄暮性なので、明け方と日没直後に最も活発になります。
そのため、朝晩の様子をよく観察することが大切です。
さらに、猫ちゃんの生活リズムは、ストレスや体調の変化によっても大きく影響を受けます。
いつもと違う場所で寝ていたり、遊び時間が減っていたりするようであれば、何か問題が起きている可能性があります。
このように、猫ちゃんの1日の過ごし方を細かく記録し、その変化に注目することで、健康状態の変化を早期に発見できるのです。
体重を定期的に測ってあげる
猫ちゃんの健康管理において、定期的な体重測定は非常に重要ですね。
体重は猫の健康状態を示す大切な指標だからです。
私も以前から、猫ちゃんの体重管理に気をつけるようにしています。
体重の変化を把握することで、健康状態の変化を早期に発見できるからです。
体重が急激に増えたり減ったりしていれば、何か問題が起きている可能性があります。
そこで、猫ちゃんの体重を定期的に測る方法をご紹介したいと思います。
まず、体重を測る際は、できるだけ同じ時間帯に行うことが大切です。
猫ちゃんの体重は1日の中でも変動するので、同じ条件で測ることで、正確な数値を把握できます。
体重を測る方法としては、いくつか選択肢があります。
・猫ちゃんを直接体重計に乗せる
慣れた猫ちゃんであれば、体重計に乗せて体重を測ることができます。ただし、猫ちゃんが嫌がる場合は、無理に測らずに次の方法を試してみましょう。
・キャリーバッグに入れて体重を測る
猫ちゃんをキャリーバッグに入れ、その状態で体重計に乗せます。
この方法なら、猫ちゃんが嫌がっても無理に測らずに済みます。ただし、キャリーバッグの重さを差し引く必要があるので、注意が必要です。
・ハンギングスケールを使う
猫ちゃんをハーネスやキャリーバッグに入れて吊り下げ、体重を測ります。この方法は、猫ちゃんが嫌がる可能性が低く、正確な体重が分かるというメリットがあります。
いずれの方法を選んでも、猫ちゃんが慣れるまでは時間がかかるかもしれません。無理に測ろうとせず、猫ちゃんのペースに合わせて徐々に慣れさせていくことが大切です。
また、体重の変化に注目するだけでなく、体型の変化にも気をつけましょう。
肥満気味の猫ちゃんは、関節への負担が大きくなったり、糖尿病のリスクが高くなったりするので、定期的な体重管理が特に重要です。
猫ちゃんの不調のサイン5選まとめ
猫ちゃんの不調を見極めるポイント
・食欲の低下
・排泄物の状態
・寝る時間
・嘔吐
・体重の減少
猫ちゃんの様子を観察する時のポイント
・毎日同じ量のご飯を食べているか
・排泄物をしっかり目視する
・寝る時間や遊ぶ時間を把握する
・体重を定期的に測る
これらの事に気を付けて日頃から様子を観察してあげましょう!
今回ご紹介した猫ちゃんの不調のサインは病気を確定するものではありません。
猫の健康状態は個体差があるので、
少しでも不安を感じたら獣医師の診察を受けてください。
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